2007年09月01日(土) 14時03分
遠藤農相がトップの組合、共済掛け金115万円を不正受給(読売新聞)
遠藤農相が組合長を務める「置賜(おきたま)農業共済組合」(山形県米沢市)が1999年、天災や病害虫の被害を補償する農業共済の加入者を水増しし、農業災害補償法に基づく共済掛け金として国が補助した約115万円を不正に受け取り、未返還となっていることがわかった。
遠藤農相は1日午前、農林水産省で記者会見を開いて陳謝したが、「(不正は)自分の指示ではなかった」として農相を辞任する意向がないことを明らかにした。組合長については辞任の手続きをとった。
県、農水省などによると、99年産ブドウの被害を補償する農業共済で、同組合の課長(当時)2人が同年1〜3月ごろ、米沢市などの農家計261戸の加入手続きをとったが、うち105戸は名前を勝手に使っていた。共済掛け金は加入者と国が半額ずつ負担する仕組みで、無断加入者の負担分約115万円は2人が私費で支払ったといい、国の補助金約115万円が不適正に組合側に支払われた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000004-yom-soci