全米各地のスーパーマーケットなどに、先週から「口座に金を振り込まないと店を爆弾で吹き飛ばす」との脅迫電話が相次ぎ、実際に数千ドルを振り込む被害が続発、米連邦捜査局(FBI)が捜査に乗り出す騒ぎに発展している。
AP通信によると、30日現在、11州15店舗で被害が報告されており、FBI報道官は「手口からみて同一犯の可能性が高い」と述べた。実際に爆弾が見つかったり、けが人が出た例はない。
最初の事件は23日に西部オレゴン州で発生。その後、中西部、東部へと拡大、ミシガン州のスーパーでは3000ドル(約35万円)を実際に犯人の指定する口座に振り込んでおり、ほかにも被害が出ている可能性があるという。
犯人は携帯電話を使っており、「おまえたちを監視している」と述べ、従業員を店から外に出したり、衣服を脱ぐよう命令するなど悪質な例もあるという。(共同)
ZAKZAK 2007/08/31