秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人罪などに問われている畠山鈴香被告(34)に対する第12回公判前整理手続きが29日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)であった。弁護側が請求していた畠山被告に対する精神鑑定を、公判で実施することが決まった。判決は来年春に言い渡される見通し。
精神鑑定は県外の鑑定医が、公判と同時進行で行う予定。弁護側は、長女彩香さん(当時9)と近くに住んでいた米山豪憲君(当時7)の両殺害事件で、畠山被告がストレスで記憶をなくす障害があるなどとして、畠山被告の刑事責任能力について争っている。
整理手続きはこの日で終わり、9月12日に初公判が開かれる。
http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200708290307.html