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2007年08月28日(火) 13時21分

人工甘味料の原因は「ハチのエサ」 公取協が調査結果朝日新聞

 「全国はちみつ公正取引協議会」(東京都中央区)に加盟する13社が販売していた「純粋はちみつ」から、人工甘味料の成分が検出された問題で、再検査と追加調査をしていた同協議会は28日、調査結果をまとめ、公表した。大半は「ハチのエサに含まれていたものだった」と断定し、会員業者がはちみつの中に後から甘味料を加えた事実は「認められなかった」としている。

 同協議会は、06年度に実施した定期検査で、加盟13社の製品からでんぷんや人工甘味料など、はちみつとは違う「異性化液糖」を検出したが、再調査や公正取引委員会への報告を怠っていたことが今年5月に判明。同協議会が再検査していた。

 その結果、13社中12社の混入原因は「ハチのエサとして使われた糖が残り、検出された」と説明。残る1社は原料を中国から輸入していたこともあり「原因を特定できなかった」としている。

 その上で、「自ら混入したものではないが、はちみつの定義に合致しない製品を『はちみつ』として販売した」として、加盟業者に警告をした。 

http://www.asahi.com/national/update/0828/TKY200708280215.html