北海道土産として定番の菓子「白い恋人」の賞味期限改ざん問題で、製造元の石屋製菓は23日午前、臨時の株主総会と取締役会を開き、石水勲社長の引責辞任を正式に決定した。後任にはメーンバンクの北洋銀行前常務の島田俊平氏が就任する。
同社の取締役はこれまで、石水社長とその母親、妻、長男、改ざんを指示していたとされる統括部長の5人体制だったが、長男を除く4人が取締役を辞任する。後任の取締役は、北洋銀行幹部や社内からの昇格で補い、再発防止の徹底やブランド力の回復を目指す。
石水社長は17日の会見で、「新しい力が必要。私は会社には残らない」として、引責辞任の意向を表明していた。
ZAKZAK 2007/08/23