調べによると、制作会社は適切な画像処理をしていないアダルトビデオを販売した疑い。ビデ倫は適切な審査を怠り、通常よりも羞恥(しゅうち)心をあおるような内容のビデオの販売を助けた疑い。
保安課は審査の不十分なアダルトビデオが制作された経緯や、ビデオの販売先などについて捜査を進める。
ビデ倫は1972年に設立され、ビデオのわいせつ性や年齢基準が適切かどうか、自主的に判断する会員制の審査機関。
ビデ倫所属の大手ビデオメーカーは、今回の摘発に、「どんな作品がダメと言われたのか、まだ分からず何ともいえない部分もある。ただ、普通はビデ倫に所属していないインディーズの作品の方が、よっぽど過激。なぜ、こちらが摘発されるのか…」と戸惑っている。
だが、過激なインディーズ作品に押される形で、ビデ倫も昨年から局部ギリギリのデジタルモザイクや肛門の露出を容認するなど審査基準を緩めており、「その関係で摘発されたのでは」(大手ビデオメーカー)とも話している。
ZAKZAK 2007/08/23