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2007年08月21日(火) 07時51分

悪徳商法お断り 伊賀市社協がプレートと冊子作製産経新聞

 伊賀市社会福祉協議会が、マルチや催眠商法などの悪徳業者から市民を守ろうと、「悪徳商法お断り」と書いたプレートを作製。市内各戸に配布した。また、悪徳商法の具体的な手口などをまとめた冊子も作り、市民に注意を呼びかけている。

 プレートは縦8センチ、横10センチのアクリル製。玄関の門や呼び出しベルの近くにはり出し、悪徳業者を撃退してもらうのが狙い。2年前には同様のものをシールで作ったが、色あせしたことから新調し、約3万6000枚を各戸配布した。

 冊子は、同社協の広報誌に計8回に分けて掲載した啓発記事を1冊にまとめた。表紙には「悪徳商法に注意!!」「ちょっと待ったぁ、その契約」の文字が躍る。マルチ商法や悪徳リフォーム、架空請求などの具体的な手口や、市内で実際にあった相談事例などをまとめ、A4判8ページにつづった。3000部作り、同社協の本所や支所、行政窓口などで無料配布している。

 同社協が受けた悪徳商法に関する相談は、昨年度だけで74件あり、被害・請求総額は約8084万円にのぼる。このうち約3144万円分はクーリングオフなどの手続きを行ったという。こうした悪徳商法は、高齢者がターゲットになるほか、最近では出会い系サイトの架空請求など若い世代からの相談も目立っているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070821-00000003-san-l24