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2007年08月15日(水) 08時00分

振り込め被害8.5%減20億2500万円 上半期で1055件、還付偽装急増産経新聞

 今年1〜6月に都内で発生した振り込め詐欺は1055件で、被害総額は20億2500万円だったことが14日、警視庁捜査2課のまとめで分かった。前年同期と比べ発生は247件(19・0%)、被害額は1億8800万円(8・5%)減少した。

 しかし、「税金が返ってくる」などと偽り、金融機関のATM(現金自動預払機)から現金を振り込ませる「還付金詐欺」が285件、約2億7800万円にのぼり、7月も99件、1億2000万円の被害が確認されていることから、警視庁は注意を呼びかけている。

 捜査2課によると、振り込め詐欺のうち78・5%を占める「オレオレ詐欺」のうち、ATMから現金を振り込ませる手口は0・9%(前年同期67・9%)と大幅に減少した。今年1月、ATMから10万円を超える現金を振り込めなくなった効果とみられる。

 だが、代わってATMを使った口座振替が37・6%(同5・5%)と急増。金融機関の窓口で現金を振り込ませる手口も51・9%(同18・6%)を占めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070815-00000099-san-soci