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2007年08月10日(金) 00時00分

グーグル八分(ぐーぐるはちぶ)読売新聞


絵・唐沢なをき/文・唐沢よしこ

 メールやマップサービスなどでも大人気の検索サイト、グーグル。知りたい情報が検索結果にきっちり出てくることが多い、と大人気ですが、実は検索する内容によっては知りたい情報が結果から外されている場合もあるのですワン。

 「グーグル八分」という状態になっているページがそれです。これはグーグルと、仲間はずれにするという意味の村八分という言葉を組み合わせた造語です。

 グーグル八分状態のページは、検索された語句との関連性が高くても、グーグルの検索結果から削除されて表示されなくなります。ということは、新たにページを訪れる人が減り、知名度はぐんと下がりますなあ。また、グーグル八分となったページだけでなく、そのページにリンクされているページも表示されなくなるので、どんどん人目に付かなくなっていきます。

 どういうページがグーグル八分になるか、というと、検索妨害をするスパム的な広告サイト(流行語をたくさん記載して検索に引っかかりやすくするなど)、犯罪関連のサイト、名誉毀損しているなどとして、第三者からクレームがあったサイトが対象になっているようです。また国別のグーグル八分設定もあり、ユーザーが住む国によって検索結果を変えていることもありますワン。これを情報操作と感じて、反発を感じるユーザーも少なからずいるようです。

 グーグル八分の有無に関わらず、検索サイトによって検索結果は微妙に違います。より多くの検索結果が欲しいときは、複数の検索サイトを使うのがよいでしょうな。ワンワン。

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/yougo/20070810nt03.htm