大阪の繁華街・ミナミの路上で暴力団組員を装う男に、通行中の女性が相次いで襲われた強制わいせつ事件で、大阪府警南署は5日、住所不詳の徐一容疑者(35)を強制わいせつ容疑で逮捕したと発表した。
今年4月以降、大阪市中央、浪速両区で発生した、逮捕容疑以外の同種事件15件についても、同署は徐容疑者の犯行とみて追及する。
調べによると、徐容疑者は3日午前8時ごろ、同市中央区のマンション前で、帰宅した飲食店員(18)と同僚(19)に「うちの組員が似た女にカバンをとられた。カバンの中身を確認させろ」と言いがかりをつけ、マンション内に侵入。非常階段で顔を殴るなどし、わいせつな行為をした疑い。徐容疑者は黙秘している、という。
同署員は4日午後、被害者の女性らの証言で作成した似顔絵に酷似した徐容疑者を同区内の路上で発見。同署に任意同行したうえで逮捕した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070805i215.htm?from=main2