2007年08月01日(水) 18時00分
調査会社コムスコア、世界のSNSの成長に関する統計を発表(CNET Japan)
米調査会社comScoreは米国時間7月31日、世界の人気ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の成長ぶりを示す統計を発表した。その統計からは、人気SNSの成長の速さと、どのサイトが世界のどの地域で優位に立っているかが分かる。世界各地でさまざまなSNSが利用されていることを示す資料はたくさんあり、利用状況を示す
地図 も作成されている。そのため、今回の統計で特に注目すべき点はない。しかし、数字を調査することは常に意味のあることであり、comScoreのような企業が存在している第一の理由もその点にあると考えている。
今回の統計のメインは、世界のSNSの成長ぶりを追った一連の数字だ。2006年6月と2007年6月を基準点とし、その間の7つのSNSの成長が示されている。今回調査対象となったのは、MySpace、Facebook、Bebo、Orkut、Hi5、Friendster、Taggedの7社だ。その中で最大の成長を見せたのは、サンフランシスコに拠点を置き、7つSNSの中でも比較的小規模で新しいTaggedだ。同サイトのユニークビジター数は、2006年6月時点では150万6000人だったが、2007年6月には774%増の1316万7000人に達した。その理由は恐らく、単にTaggedの知名度が最近まで低かったからだろう。Taggedが創設されたのは2004年だが、同社が初めてベンチャー投資資金を獲得したのは2006年2月だった。
またFacebookも(予想した人もいるかもしれないが)大幅な成長を遂げた。同サイトのユニークビジター数は、2006年6月の1408万3000人から、2007年6月には270%増の5216万7000人に達した。またcomScoreの統計によると、同時期のBeboの成長率は約172%で、Orkutは約78%だった。