2007年07月25日(水) 19時38分
<家電リサイクル違反>ヤマダ電機を厳重注意処分に(毎日新聞)
経済産業省と環境省は25日、顧客からリサイクル料金を徴収して引き取った不用家電の一部が、収集運搬業者の関係者によって横流しされたのは家電リサイクル法の引き渡し義務違反に当たるとして、家電量販店最大手のヤマダ電機(本社・前橋市)を厳重注意処分とする方針を決めた。今後1年間、リサイクル状況を毎月報告するよう義務付ける。来週にも発表し、同社に伝える。
関係者によると、横流しされたのは同社の熊谷配工センター(埼玉県熊谷市)で06年2月〜今年1月に顧客から引き取ったテレビ、洗濯機など計1594台。同センターが当時、不用家電の収集運搬を委託していた貨物運送業者の関係者が、中古品販売・輸出会社に売却した。
両省はヤマダ電機の報告を受けて店舗などを調査したが、新たな不正は見つからなかったことや横流しの事実を同社が申告したことを考慮し、勧告よりも軽い厳重注意処分にすることにした。
同法の引き渡し義務違反では、04年4月にヨドバシカメラ(東京都新宿区)が是正勧告を、ビックカメラ(同豊島区)が厳重注意処分を受けている。【瀬尾忠義】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070725-00000091-mai-soci