2007年07月22日(日) 09時57分
辺野古沖調査 作業中、海中でもみ合い(琉球新報)
【名護】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の環境現況調査(事前調査)に反対するヘリ基地反対協議会と平和市民連絡会は21日午後、緊急会見を開き、「21日午後零時半、海中で抗議行動を行ったメンバーが機器設置作業員に酸素ボンベのバルブを閉められ生命の危機に陥った」と発表し、現場映像を公開した。
バルブを閉められたとされるのは、反対派リーダーで平和市民連絡会共同代表の平良夏芽牧師。同牧師は「命にかかわる一線を越えた行動で、刑事告訴も検討したい」と述べた。両団体は同日、施設局と業者に謝罪を求める抗議声明を発表。週明けにも、事業者の那覇防衛施設局に使用者責任を問い抗議する。
トラブルのあった現場は、辺野古漁港から約400メートルほど離れた海中。作業員3人が台風4号でゆるんだパッシブソナーの土台を補強しているのを阻止しようと、反対派が土台にしがみつくなど抗議行動を行った。
そのうち、平良牧師は呼吸が困難になり浮上。船上で、同牧師のボンベのバルブが閉まっているのを不審に思い、反対派メンバーが海中で撮影した画像で作業員の行為を確認した。
平良牧師は「海中で作業員に羽交い締めにされている途中、急に空気がなくなり恐怖を感じた。幸い水深が約4メートルと浅くて助かった」と当時の心境を語った。
21日は午前6時ごろから作業船が2隻現れたが、施設局職員はいなかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070722-00000003-ryu-oki