2007年07月13日(金) 11時18分
【中国】「飲用水の半数ニセ」報道、業界団体が否定−北京(サーチナ・中国情報局)
12日付北京晩報によると、先日「北京のウォーターサーバー用ボトル入り飲用水は半数がニセモノ」とメディアが報じたことが原因で、最近数日の販売量が3割減少した。北京市冷飲食品協会は11日、この報道が事実ではないとの考えを表明した。
同市の工商局と商務局は合同で「北京市ウォーターサーバー用飲用水店の経営管理規範」の策定を進めており、施行後は、各販売店は取次販売業者の入荷証明書を保存し、消費者による入荷証明書や生産企業の資質を証明する資料の開示要求に応じる義務を負う。
また同協会は消費者に対し、購入の際にはボトルのニセモノ防止のマークを確認するよう注意を促した。また、雀巣(ネッスル)などブランドの飲用水価格は、通常13元前後で、10元以下のものは買わないように呼びかけた。
中国では、飲用水はウォーターサーバー機を設置し、10リットル程度の大型のボトルを購入するのが一般的。最近、中国内で食の安全性が大きな問題になっており、ニセ飲用水のうわさの背景には消費者の根強い不信感がある。(編集担当:巖本雅子)
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