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2007年07月07日(土) 15時00分

鳥取銀:業務改善命令 1億1111万円の預金不正扱い /鳥取毎日新聞

 ◇着服、流用5件173回
 鳥取銀行は6日、行員による着服、流用などが5件で計173回あり、約1億1111万円の預金などが不正に扱われていたとして、中国財務局から業務改善命令を受けたと発表した。稲垣滋頭取は「お客様や地域のみなさまに深くお詫びします」と謝罪。8月3日までに、法令順守の確立や、監査機能の強化などのための業務改善計画書を同局に提出する。
 同行によると、02年10月から06年12月にかけて、回収した投資信託の申込金90万円や、無断で引き出した顧客の預金875万円など、男女の行員5人が別々の手口で計1913万円を着服。穴埋めとして、顧客からの入金のうち5〜10万円程度の流用を119回繰り返した件では、不正に扱われた金額は全体で6602万円に上った。05年8月に47万円を着服した行員は、横領容疑で逮捕、鳥取地検が起訴猶予処分としているが、その他は「弁済も済み厳しい処分をしている」として、被害届けは出していない。
 同行は、いずれの事件も発覚後、改善策とともに同局へ報告し、被害にあった客に謝罪。不正を行なった当事者はすべて懲戒解雇とし、関係する役員にも報酬減額などの処分をした。【田辺佑介】

7月7日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000164-mailo-l31