2007年07月05日(木) 16時01分
高知市水道局:係長、指名2業者から借金 先月、諭旨免職に /高知(毎日新聞)
高知市水道局配水課の男性係長(57)が市内の指名業者2社から計115万円を借りていたことが4日までにわかった。業者への工事発注での便宜供与はなかったというが、利害関係者からの借金を禁止する市職員倫理条例に抵触するとして、同市は6月18日付で諭旨免職処分とした。
市水道局によると、5月末に、「職員が業者から借金している」と通報があり、調査したところ、係長が指名業者の社長から04年に40万円、06年に30万円を借り、別の会社の社員から04年に45万円を借りていたことが判明。係長は「友人のために借りた」と事実を認めたという。
係長が関係した過去3年分の工事台帳について調査したが、市水道局は2社への発注状況に不自然さは見当たらず、借金が受注の便宜には当たらないと判断。さらに、借金をすべて返済していることから、懲戒免職にはせず諭旨免職処分とした。
市水道局は「業者からの借金は不適切。便宜はなかったが、市民から疑われても仕方がない」としている。【米山淳】
7月5日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000269-mailo-l39