全米に売られているスナック菓子がサルモネラ菌に汚染され、自主回収されていたことが3日、米食品医薬品局(FDA)などの調べでわかった。メーカーによると、中国製の原材料が使われている調味料が原因の可能性が高いという。
回収されているのは、菓子メーカー、ロバーツ・アメリカン・グルメ社(ニューヨーク州)の「ベジー・ブーティ」と「スーパー・べジー・ティングス」。米疾病対策センター(CDC)によると、3日までに18州で57人のサルモネラ菌感染が報告され、感染者の多くが幼児という。サルモネラ菌は食中毒の原因となる細菌で、感染すると発熱や下痢、吐き気、腹痛などの症状が出る。
同社の調査によると、菓子の味付けに使われた調味料が汚染されていた可能性が高く、これらの原料はすべて中国から輸入しているという。菓子は、全米とカナダで発売されている。
http://www.asahi.com/national/update/0704/TKY200707040411.html