2007年07月03日(火) 21時01分
ミート社に改善命令=雨水で食肉解凍の設備−昨年検査では気付かず・苫小牧保健所(時事通信)
北海道苫小牧市のミートホープによる食肉偽装事件で、苫小牧保健所は3日、同社の工場2カ所で雨水を食肉解凍に使うための違法な設備が見つかったとして、食品衛生法に基づき改善命令を出した。
命令を受けたのは、苫小牧市の本社工場と汐見工場の2カ所。ともに屋根や雨どいで水を集めて貯水槽に送り、食肉の解凍作業などに使える構造になっていた。
同保健所によると、同社は本社が7−8年前、汐見工場は昨年春ごろ、雨水を利用する設備をそれぞれ設置したと説明している。
同保健所は昨年、食肉不正の情報提供を受けて同社を4回立ち入り検査したが、この設備には気付かなかった。4回の検査のうち3回は、同社に事前連絡をしていたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070703-00000204-jij-soci