東京都新宿区のラーメン店で03年9月に起きた一酸化炭素中毒事故をめぐり、死亡した店員の遺族が賠償を求めた訴訟で、東京地裁は28日、コンロを製造した調理器具メーカー「マルゼン」(東京)に約5000万円の支払いを命じる判決を言い渡した。野山宏裁判官は、同社が構造上の欠陥を放置したことが事故原因になったと判断した。
遺族は約1億1000万円の賠償を求めていたが、判決は換気扇を回さず着火した店員の過失も一部認めて賠償額を決めた。
http://www.asahi.com/national/update/0629/TKY200706280417.html