経済産業省は29日、昭和鉄工(福岡市)が製造した浴槽用の電気温水循環浄化器(いわゆる24時間風呂)が出火し、浴室を焼くなどの事故が98年以降7件起きたと発表した。制御基板のはんだ割れなどが原因とみられ、同社は無償で点検し、部品交換などの改修に乗り出す。
点検改修対象は93年5月〜04年2月に製造し、「バスポカ」のブランド名で販売された一部など24機種5万8709台。浴室の角などに設置され、風呂の水を吸い上げて濾過(ろか)し、沸かす。
今月8日、宮崎県で製品から発火し、浴室の壁や天井の一部が燃えた。過去にもほかに製品から発火して穴が開いたりする例が6件あった。けが人はないという。
製品のラベルには社名が書いてあるという。同社ホームページにも詳細が掲載される予定。問い合わせ先は同社0120・218・026。