食品大手「加ト吉」(香川県観音寺市)の金森哲治社長は26日、東京都内で2007年3月期決算の訂正について記者会見した。
この席上、子会社である北海道加ト吉の前工場長(24日解任)が、製造過程で余った冷凍コロッケを、食肉製造加工会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)に無断で販売していたことについて、「管理の不行き届きと認めざるを得ない」と述べ、既に設置した外部調査委員会が26日から調査に乗り出したことを明らかにした。
また、07年3月期までの6年間に、不明朗な循環取引で売上高が水増しされた金額が、当初見込みの984億円から1061億円に増えたと発表した。