コンピューターの電子データを解析し、不正行為の調査や訴訟支援などを行うUBIC(東京都、守本正宏社長)が26日、東証マザーズに上場する。
2003年8月設立。電子メールの分析や削除ファイルの復元などを通じ、不正の痕跡を調査。その上で証拠性の高いデータを抽出し、民事訴訟や内部調査に役立てる「コンピューター・フォレンジック」と呼ばれる調査業務を行う。
粉飾決算や情報漏洩(ろうえい)などの企業不祥事が相次ぎ、内部統制の強化が求められている中で、需要は急増しており、08年3月期は、単体で売上高が前期比171.3%増の8億2400万円、経常利益が160.9%増の2億3200万円を見込む。
ZAKZAK 2007/06/18