愛知県警は15日、仙台市太白区西中田3丁目、DVD販売業大内康史容疑者(38)ら3人を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノの提供)とわいせつ図画販売の疑いで逮捕したと発表した。同市内の密造場所を家宅捜索し、18歳未満の少女や、成人女性のポルノ映像を収めたDVDの原盤約1万5000枚を押収したという。3人は容疑を認めているという。
ほかに逮捕されたのは、宮城県名取市増田、DVD販売業進藤英治(30)、仙台市青葉区春日町、同井上聡(29)の2容疑者。
少年課と豊田署などの調べでは、3容疑者は共謀し、06年12月上旬、愛知県一宮市の自営業男性(43)ら2人に、わいせつな児童ポルノ画像などを収録したDVD計44枚を計約2万円で販売した疑い。
3人は、05年8月からDVD販売の営業を開始。インターネット上に開設した3サイトで顧客を募るなどし、児童ポルノのDVDなどを1枚500〜1000円で販売していたという。注文が入ると、仙台市内に借りたマンションの一室で、「デュプリケーター」と呼ばれる大量複製機を使い、原盤から映像をコピーしたうえで宅配便で送っていた。
映像には、日本人や東南アジアの女子児童の映像が含まれており、1カ月に約1000万円の売り上げがあったという。
http://www.asahi.com/national/update/0615/NGY200706150002.html