電車内で女子高生の体を触ったとして、警視庁渋谷署は8日、NHK制作局ディレクター今井洋介容疑者(30)(川崎市多摩区)を強制わいせつの現行犯で逮捕した。
NHKでは先月8日以降、痴漢や児童買春で逮捕される職員が相次ぎ、今回で4人目。記者会見したNHKの畠山博治理事は「組織として責任を感じる」と謝罪し、懲戒処分の運用を厳しくする方針を明らかにした。
同署によると、今井容疑者は8日午前7時40分ごろ、東急田園都市線二子玉川—渋谷駅間の急行電車内で、約10分間にわたり、女子高生(17)の制服の中に手を入れ、下半身などを触ったところを、女子高生に手をつかまれ、渋谷駅で駅員に突き出された。
NHKによると、今井容疑者は2000年に入局。05年から青少年・こども番組部のディレクターとして、教育テレビの「真剣10代しゃべり場」などを担当している。
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