「日立多賀テクノロジー」が製造する生ゴミ処理機で2004年10月以降、発煙や発火など9件の事故が起きていたことがわかった。
この処理機を巡っては最初の発火事故を受けて翌11月からリコール(無償修理)を受け付けていたが、今年5月23日に東京都内の住宅で台所の生ゴミ処理機から出火し、周囲の壁や床など約4平方メートルを焼く火災が発生。このため、同社が今月1日、改正消費生活用製品安全法に基づき経済産業省に事故を報告した。
処理機を販売する「日立アプライアンス」がリコールを受け付けている対象機種は3種類で約2万台。このうち84パーセントをこれまでに改修している。