2007年06月05日(火) 10時06分
公取委九州 不当廉売の注意倍増 06年度 ガソリン店や家電店(西日本新聞)
公正取引委員会九州事務所が4日に発表した九州の2006年度の独占禁止法違反事件の処理件数は排除命令が1件、注意が5件だった。審査の結果違反が認められなかった「打ち切り」を除く処理件数は、前年度の10件から大幅に減少した一方で、不当に安い価格で商品を販売する「不当廉売」を理由とした注意件数は、前年度比34件増の60件だった。
同九州事務所によると、原油価格が高騰したことを反映し、ガソリンスタンドでの不当廉売が目立ったほか、競争が激化している家電量販店でも極端な値引きが増えたという。
また、商品の内容や実績を不当表示する景品表示法違反による処理件数は、排除命令3件、注意62件の計65件で、前年度比5件減少した。下請け先に不当な取引を強いる下請法違反は過去最高の222件だった。
=2007/06/05付 西日本新聞朝刊=
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070605-00000001-nnp-soci