厚生労働省は1日、コクヨの子会社「コクヨS&T」(大阪市)が製造販売した抗菌デスクマットで、アレルギー性接触皮膚炎を起こした人がこれまで約580人に上ったと発表した。うち約40人は入院したり、治療に2年以上かかったりした重い症状を起こしており、同省が注意を呼び掛けている。
厚労省によると、マットはオフィス用で、1997年から2001年までに約35万枚販売された。マットの抗菌剤に含まれていた化学物質が原因とみられ、経済産業省所管の製品評価技術基盤機構が昨年12月、13件の被害を報告していた。
問い合わせ先は、コクヨお客様相談室(0120−550−146)まで。(時事)