名古屋市は1日、ダイエット薬としてタイから個人輸入されている「MDクリニックダイエット」の錠剤やカプセルから国内で未承認の医薬成分が検出されたと発表した。健康被害が生じる恐れがあるとして、購入者に服用中止を呼びかけている。
MDクリニックダイエットは6種類の錠剤などを組み合わせて服用する。やせ薬として一部で注目され、インターネットには個人輸入業者のホームページが多数あるという。
市によると、服用していた市内の30歳代の女性が5月下旬にめまいなどを訴え、病院で手当てを受けた。薬と症状との因果関係ははっきりしなかったが、国内では未承認の医薬成分シブトラミンや、医師の処方が必要なヒドロクロロチアジドが検出されたという。