国土交通省は1日、貸し切りバス事業者316社(者)の重点監査の結果、64.6%にあたる204事業者で、過労防止義務違反など何らかの法令違反が確認された、と発表した。とくに高速道路を長距離運行するツアーバス事業者の法令違反は約8割にのぼった。
2月に大阪府吹田市で起きたスキーバス事故を受けて4月に調査した。
過労防止義務については93事業者(29.4%)が勤務時間が厚生労働省の告示で定める16時間を超えるなどしていた。
うち、ツアーバスは監査した84事業者のうち違反が40事業者(47.6%)と、比率が高かった。
運輸規則で作成が義務づけられている運行指示書を作成していなかったり、記述に不備があったりしたのも75事業者あった。
http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY200706010317.html