地下鉄サリン事件の実行犯の1人で殺人などの罪に問われ、一、二審で死刑とされたオウム真理教元幹部・横山真人被告(43)の上告審で、最高裁第二小法廷(中川了滋裁判長)は1日、検察、弁護双方の意見を聞く弁論を開いた。弁護側は「被告が担当した列車で1人の死者も出ていないことは最大限考慮すべきだ」などと死刑の回避を求めた。判決の宣告日は後日指定される。
一連のオウム事件では、13人が死刑とする判決を受けている。松本智津夫死刑囚と岡崎一明死刑囚はすでに確定。横山被告を含む9人が最高裁に上告している。
http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY200706010274.html