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2007年05月31日(木) 12時04分

オウム・遠藤誠一被告に2審も死刑…東京高裁読売新聞

 地下鉄、松本両サリン事件など4事件で殺人などの罪に問われ、1審で死刑とされたオウム真理教元幹部・遠藤誠一被告(46)の控訴審判決が31日、東京高裁であった。

 池田修裁判長は「松本サリン事件では実行犯として関与し、地下鉄サリン事件でもサリン生成に主体的に関与しており、実行犯に勝るとも劣らない刑事責任がある」と述べ、1審・東京地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。

 池田裁判長は、地下鉄、松本両サリン事件など4事件すべてで、松本智津夫死刑囚(52)との共謀を認定。「松本、地下鉄両サリン事件は、悪質かつ残虐極まりないもので、死刑が重すぎて不当だとは認められない」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070531-00000005-yom-soci