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2007年05月31日(木) 17時12分

Googleが新技術 オフラインでも常時接続と同じ朝日新聞

 米インターネット検索最大手のグーグルは31日、ウェブブラウザーの機能を拡張する技術「Google Gears(グーグル・ギアーズ)」の提供を開始すると発表した。アメリカ、日本など10カ国で行われているサービス開発者向けの国際会議「Google Developer Day」の東京会場で、シニアプロダクトマネジャーの及川卓也氏が発表した。ネットワークにつながっていないPCでも、ブラウザー上でウェブアプリケーションを使えるようにするもの。例えば地下鉄の中などネットワークが切れやすい環境においても、常時接続しているのと同じようにアプリケーションが利用できるようになる。(アサヒ・コム編集部)

グーグルが世界同時に開催した開発技術者向けイベント「デベロッパーズ・デイ」の様子=東京・お台場のホテルで

 第一弾として、RSSリーダー「Google Reader」を対応させる。「Google Gears」をインストール後はRSSコンテンツをオフラインで読むことが可能になり、オンライン時に、RSSフィードが同期される。

 「Google Gears」はJavaScriptを利用して、オフラインでもブラウザー上でウェブアプリケーションが動作できるようにしたもの。仕様は無料で公開される。

 Googleが提供している各種のサービスが、いつ「Google Gears」に対応するかについては明らかにしていない。

 対応ブラウザーは、現時点ではInternet Explorer、FireFoxの2種類。対応するOSはLinux、MacOS、Windows。OperaやSafariについては、今後対応していくという。

 「Google Gears」の詳細については、http://gears.google.com/で公開されている。

http://www.asahi.com/business/update/0531/TKY200705310227.html