バーバリーの偽ブランド商品を大量に所持していたとして、千葉県警生活経済課などは30日、衣類販売会社「アルファ」(横浜市港北区新横浜)社長の立花敏久容疑者(56)(同市鶴見区上の宮)と同社幹部2人を商標法違反(販売目的所持)の疑いで逮捕した。
調べによると、立花容疑者らは昨年12月、中国・香港などから偽ブランドの衣料品やアクセサリーなどを、茨城県内の同社倉庫に販売目的で保管していた疑い。
県警は昨年12月、同社倉庫などから輸入した偽ブランドのシャツなど約5万点を押収。バーバリー社の鑑定で正規の価格に換算すると、数億円相当に上るという。
同社は、全国の有名ホテルのテナントを中心に約80店舗を構え、バーバリーの偽ブランド商品を正規品の7割程度の価格で売るなどしていた疑いもあり、県警で調べている。
民間信用調査会社によると、同社は1981年設立。従業員はアルバイトを含め約500人で、昨年3月期の売上高は約67億円。バーバリー社側からは再三、偽物の販売を中止するよう警告を受けていたという。