IP電話会社「近未来通信」(06年12月破産)の投資詐欺事件で、出資者らを対象にした第1回債権者集会が30日、東京地裁で開かれた。破産管財人の弁護士が、同社の現時点での資産総額が約3410万円にすぎないことを明らかにするとともに、「出資者へ配当できる可能性は低い」と述べた。
報告によると、同社の資産は預貯金など48万円に加え、社有車や事務機器の売却代金など総額3410万円余。調査を進めても資産が増える可能性は低いという。
負債は、全国1110人から集めた出資金167億円をはじめ、未納になっている法人税など総額173億円余にのぼる。
http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY200705300410.html