愛知県警は30日、勃起(ぼっき)不全治療薬「バイアグラ」の中国製模造品を共謀して販売していたとして、長野県塩尻市、無職長井暢容疑者(38)と同県駒ケ根市、オートバイ部品製造業佐々木建容疑者(40)を薬事法違反(模造医薬品の販売・貯蔵)や商標法違反(商標権の侵害)の疑いで逮捕した。
調べでは、両容疑者は今年2月、横浜市内の会社役員の男性(54)らに対し、中国製の模造バイアグラ90錠を計3万8000円で販売するなどした疑い。
両容疑者は05年9月から、真正品の半値以下で中国から輸入した模造バイアグラをインターネット上で販売。日本国内の約1100人に対し、計約1900万円売り上げたという。
この模造品はファイザー社製を模造したもの。成分は一定せず、健康被害のおそれもあるという。
http://www.asahi.com/national/update/0530/NGY200705300011.html