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2007年05月24日(木) 20時46分

不二家 当期損失が過去最悪80億円 07年3月期朝日新聞

 不二家が24日発表した07年3月期連結決算の当期損益は、過去最悪の80億円の赤字だった。ずさんな品質管理の発覚で約2カ月間、実質営業停止に追い込まれたことが響いた。今後は業務・資本提携した山崎製パンに事業全般で支援を仰ぎ、09年3月期には営業黒字化を目指すという。

 売上高は前期比24.7%減の639億円、営業損益も66億円の大幅赤字。08年3月期も減収を予想する。営業基盤の立て直しに向け、6月末には不二家と山崎製パンが計12人の取締役のうち、社外取締役2人を除く10人を半数ずつ出し合う新経営体制を発足。山崎製パンの飯島延浩社長を取締役相談役に、山田憲典副社長を代表取締役会長に、それぞれ兼務の形で招くという。

 7月までには生産設備や販売網の相互活用、外食事業の再建策などを盛り込んだ中期経営計画をまとめる考えだ。不二家の桜井康文社長は「両社の相乗効果で危機を乗り越えたい」と語った。

http://www.asahi.com/business/update/0524/TKY200705240383.html