農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」発注の林道測量コンサルタント業務を巡る官製談合事件で、東京地検特捜部は２４日、談合を主導した同機構理事の高木宗男容疑者（５９）と同機構林道企画課長の下沖常男容疑者（５６）らを独占禁止法違反（不当な取引制限）容疑で逮捕し、川崎市の機構本部を捜索した。
高木容疑者ら機構側の２人は０５年〜０６年度分の林道測量コンサルタント業務の発注にあたり、機構ＯＢの在籍数や過去の受注実績などを踏まえ、発注予定のすべての業務の落札予定業者を決定。公正取引委員会が告発した４法人の担当者４人が、この決定に従い落札予定業者が落札できるよう協力していた疑いが持たれている。
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