NHK経営委員会の次期委員長に、富士フイルムホールディングスの古森重隆社長(67)が6月にも選出されることが確実となった。
経営委員会は会長の任免など重要な経営方針を決定する組織。委員長は石原邦夫氏(東京海上日動火災保険社長)が保険金不払い問題を受け、4月に辞任してから空席となっていた。
放送法の規定で、12人の委員は首相が任命し、委員長は委員が互選する。古森氏は6月に任命された後、委員長に選ばれる見通しだ。
NHKでは法令順守の確立などが急務で、公共放送のかじ取り役に誰を据えるかが最大の焦点になっている。6月18日に半数の委員が任期満了となり、新委員の人選が進められていた。
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古森 重隆氏(こもり・しげたか)63年東大経済卒、富士写真フイルム入社。06年10月から富士フイルムホールディングス社長。長崎県出身。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070518i301.htm