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2007年05月17日(木) 03時04分

<福島母殺害>「戦争起これば人殺せる」少年が供述毎日新聞

 福島県会津若松市で高校3年の少年(17)が母親(47)を殺害した事件で、少年が、県警の調べに「戦争が起これば人を殺せるのに、戦争が起きないから、いま人を殺してしまおうと思った」と供述していることが分かった。一方、母親を布団に寝た状態で殺害した後、そのまま移動させずに体の一部を切断したため、アパートの部屋は布団以外にほとんど血痕が残っていなかったことも判明した。少年は自首した際、両手に負傷しており、県警は殺害時か遺体の切断作業でけがをした可能性もあるとみている。
 調べでは、母親の死因は首を切られたことによる失血死で、遺体の切断も15日早朝に県警会津若松署に自首するまでの数時間の間に行われた。しかし、県警の現場検証では室内からほとんど血痕が見つからなかった。頭部と右腕を切断された遺体は布団の上に寝かされており、大半の血液が布団に吸い込まれたためらしい。
 一方、自首する際、少年は切断した頭部をそのまま布製のショルダーバッグに入れて運んでいたことも判明。バッグは外側まで血がにじんだ状態だったといい、県警は少年が同署に来る際に利用したタクシーのシートカバーの鑑定を進めている。
 県警会津若松署は16日、少年を殺人と死体損壊容疑で福島地検会津若松支部に送検した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000018-mai-soci