2007年05月17日(木) 11時00分

振り込め詐欺：「弁護費用」名目で１１００万円被害−−つくばみらい　／茨城（毎日新聞）

　つくばみらい市の会社員女性（４０）が１６日「振り込め詐欺で約１１００万円の被害にあった」と常総署に届け出た。同署は詐欺事件とみて捜査している。
　調べでは、女性宅に今月１０日、民事訴訟の「裁判通知」のはがきが女性に郵送された。女性は友人が交通事故を巡るトラブルを抱えていたことから、訴えられたと誤信して、はがきに書かれた法律関係の財団を名乗る番号に電話したところ「地裁にあなたの書類が行っている。弁護士を紹介する」などと言われた。指示通り「弁護士事務所」に電話したところ、「弁護費用」「和解金」名目で金を振り込むように指示され、１５日までに６４回計約１１００万円を五つの銀行口座に振り込まされた。「財団」などは東京の「０３」で始まる番号だったという。
　女性は１６日に同居の父親に電話し、被害に気付いて届け出たという。【扇沢秀明】

５月１７日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000006-mailo-l08