2011年に地上アナログテレビが停波することを知っている国民は60%と昨年の32%からほぼ倍増したことが、総務省の調査で明らかになった。地上デジタル(地デジ)対応受信機の世帯普及率は28%で、昨年の15%から大きく伸びた。
地デジ浸透度調査は2、3月に全国の15〜79歳の男女9000人に郵送で実施。回答率は81%。
アナログ放送が停波することは94%(昨年は86%)が知っていた。停波時期の正答率を分析すると、30〜40代の男性が70%を超えたが、10代と70代の女性は40%台にとどまった。
実際に地デジを視聴しているのは22%と、対応受信機がありながらアンテナなどが対応していない世帯が6%あることも明らかになった。
総務省地上放送課は「人気タレントのCMなどで2011年停波については浸透が進んだ。今後は地デジをどうすれば見られるかを、わかりやすくホームページで伝えたい」と話している。