電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した2007年1〜3月のパソコンの国内出荷台数は前年同期比7%減の352万3000台だった。
1月末にマイクロソフトの新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」が発売されたが、パソコン販売増に結びつく「ビスタ効果」の出足は鈍いものとなった。
06年度の出荷台数は1208万9000台で、過去最高だった前年度から6%減ながら過去2番目に高い水準だった。ただ、ビスタの発売遅れを織り込んでJEITAが予測した1290万台には届かず、単価の下落も進んだため、出荷金額は9%減の1兆4653億円だった。
JEITAは「新OS発売のイベント的な盛り上がりはなかったが、今年はビスタが徐々に浸透する」としており、07年度の出荷台数は5〜6%程度の増加を見込んでいる。