東京都から介護事業所指定を不正に受けるなどしていた問題が発覚したグッドウィル・グループ(GWG)の訪問介護大手「コムスン」(東京都港区)が、群馬中央ケアセンター(群馬県伊勢崎市)で、ヘルパーの移動時間を介護時間に含めるなどして介護報酬を不適正に受給していた疑いがあることが24日、群馬県の監査でわかった。
同県は、コムスンに対し、今月20日、2003年10月から今年3月までの間の不適正な受給額を精査し、返還するように業務改善勧告した。5月28日までに報告するよう求めている。
厚生労働省によると、コムスンに対する都道府県からの改善勧告の報告は、東京都に次いで2度目。
同県は関係者の情報提供を受けて3月下旬、同センターを監査した。監査の結果、同じヘルパーが実際には移動しているのに、移動時間をゼロにして、次の介護場所での介護時間に繰り入れていたなどの問題点が見つかった。