22日投開票の東京都港区議選にからみ、飲食店などを多角経営する新宿区の会社の社員らが、区内の傘下の鉄板焼き店に社員が転居したように装って港区の選挙人名簿に登録させたとして、警視庁は24日、新宿区新宿5丁目、会社員米田茂徳容疑者(25)ら20〜30代の男女4人を公職選挙法違反(詐偽登録)の疑いで逮捕した。詐偽登録をした中には、傘下のホストクラブで働くホストも大勢いたといい、同庁は余罪を調べる。
捜査2課の調べでは、4人は共謀し、同区新宿6丁目、会社員井上哲次容疑者(32)ら2人が西麻布の鉄板焼き店に転入したように装って今年1月、住民異動届を提出し、4月に選挙人名簿に登録させた疑い。いずれも容疑を認めている。
同区議選に立候補予定の男性に投票する意図があったが、男性は結局立候補しなかった。
http://www.asahi.com/national/update/0424/TKY200704240329.html