2007年04月20日(金) 19時43分
997発電所に不正、電力10社を監督処分…国交省(読売新聞)
全国の水力発電ダムなどでデータ改ざんや違法取水が相次いだ問題で、国土交通省は20日、電力10社に対する処分を公表した。
1級水系全体の96%に当たる997発電所に何らかの不正が見つかり、全10社に対し法令順守やチェック体制の確立などを求める監督処分を行う。
また東京電力の小武川第3水力発電所(山梨県)など12発電所で悪質な河川法違反があったとして、使用停止や、第3者による安全点検などを義務づける。
すでに水利許可の取り消しなどの重い処分が明らかになっている東電・塩原(栃木県)や関西電力・川合(奈良県)など3発電所に加え、安全性を損なう改修工事が無許可で行われていた東電の小武川第3、北陸電力の中宮、市ノ瀬(以上、石川県)、中地山(富山県)の計4発電所について、安全性が確認されるまでの間、使用停止とする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000112-yom-soci