2007年04月20日(金) 12時57分
電力会社トラブル「悪質」50件、経産省が改善命令(読売新聞)
原子力発電所のトラブル隠しやデータ改ざんなど電力会社12社が長年にわたって続けてきた一連の不正問題に対し、経済産業省は20日、臨界事故隠しなど深刻な事例があった北陸電力や東京電力など11社に対し、重大事故が経営責任者にすぐに通報されるように保安規定の改善などを命じる行政処分を発表した。
原子力発電所に対して、運転停止など厳しい処分は下さなかった。
経産省は昨年11月、電力各社に一斉調査を指示。先月30日に報告書を受け取って、処分の検討を進めていた。316事案と認定した不正行為の悪質度を4段階に分類。このうち、最も悪質で、原子炉等規制法と電気事業法に抵触する可能性が高く、安全確保に悪影響を与えた不正行為として、原子力11事案、水力21事案、火力18事案の計50事案を認定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000004-yom-soci