米国の人権擁護団体が18日、中国政府に逮捕され、服役中の中国人活動家とその妻を代理する形で、米インターネット大手ヤフーを連邦地裁に提訴した。ヤフーが中国当局の捜査に加担したため、活動家が逮捕され、人権が侵害されたと訴えている。
活動家はネット配信記事で、中国民主化の必要性を主張。ヤフーが当局に提出した利用記録から身元が特定され、逮捕後の2005年、国家転覆を扇動した罪で10年の禁固刑を言い渡された。
ロイター通信などによると、人権団体はヤフーの人権侵害行為を批判し、活動家救出活動への尽力や損害賠償の支払いを要求。ヤフーは「中国で事業をする以上、現地法に従う必要があり、従わなければ現地従業員が罰せられる」と反論した。(時事)
http://www.asahi.com/international/update/0419/JJT200704190006.html