電気事業連合会の勝俣恒久会長(東京電力社長)は18日、衆院経済産業委員会で、一連の電力各社のデータ改ざんなどの不正について「社会に心配をかけたことを深くおわびしたい」と陳謝した。また、「徹底して調べたが、全部出尽くしたとは言えない。今後もし出た場合には、徹底して調べて情報公開していく」と理解を求めた。
勝俣会長はこの日、参考人として呼ばれた。沸騰水型炉で制御棒脱落が相次いだことを受け、電力会社とメーカーの事業者協議会で技術的な再発防止の対策をとることを明らかにした。
参考人として呼ばれた北陸電力の永原功社長は、志賀原発1号機の臨界事故隠し(99年)について「当時は社内の風通しが悪く、経営層に事故の報告が届かなかった」と説明した。
http://www.asahi.com/national/update/0418/TKY200704180188.html