衛生陶器製造大手「INAX」(愛知県常滑市)の温水洗浄便座「シャワートイレ」の一部製品で、1984年から2005年にかけ、発火事故などが8件起きていたことが、17日わかった。
同社によると、84年には便座の配線接続部に尿が入ったため接触不良を起こして発火し、便座の一部を焼いた。同社は85年1月に社告を出し、対象の3万台を点検、修理した。
このほか、便座の一部が焦げたり焼損したりする事故が7件発生したが、同社は経済産業省に報告しただけで、公表していなかった。
問い合わせは、同社お客さま相談センター(0120・179400)へ。