2007年04月14日(土) 08時01分
テレ朝がMBSに「酷似番組」謝罪(スポーツ報知)
テレビ朝日系の昼の情報番組「ワイド!スクランブル」(月〜金曜・前11時25分)で放送した内容が、毎日放送(MBS)のニュース番組「VOICE」(月〜金曜・後6時16分)に酷似していたとして、テレ朝がMBSに謝罪していたことが13日、分かった。
問題となったのは「ワイド−」の「追跡!怒っとニッポン」の特集で、通行料金を踏み倒すバイクの実態を追った2月に放送された計3回分。
MBSが、ニュース番組「VOICE」で扱った「通行料金踏み倒しの橋」(1月24日放送)などの内容が酷似していると指摘。その後、テレ朝が調査した結果、番組ディレクターが「制作の過程で企画内容の決定や取材場所、取材相手の選定などに際し、毎日放送のホームページを材料のひとつにしていた」と認めた。
テレ朝は、3月末にMBSに対して報道局長名の文書で謝罪。「盗用ではないが参考の範囲を超えていた。撮影やインタビュー取材、編集などは独自に行い、違う観点からの取材も加えていましたが、制作者としてのモラルを逸脱した行為であったと認識しています」とコメントした。
MBSでは「報道を後押ししてくれたのはうれしいことですが、あまりにもモラルから逸脱していましたから」と説明。今回の件について「悪く言ってしまえば“パクリ”」と辛らつな言葉も口にしたが「きっちりと、丁寧に調査してくれましたので、最終的には、こちらも納得いたしました」とテレ朝の対応に理解を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000005-sph-ent